2013年5月31日金曜日

自然農法の農地開拓2

開拓中の自然農法の畑に、野菜を植えました。

メインの仕事の合間に開拓作業をしているので、前回この畑に来た時は、畝を半分まで作って終わってしまいました。
左側の茶色が濃い部分が作成中の畝です。

とりあえず、畝を作りました。
鍬を立てる(入れる)と木の根が引っ掛かったりするので、そのときは剪定バサミやスコップで根を除去しました。

畝の高さと幅は、カボチャ用に作りましたが、似たような環境で育つ、大根、トウモロコシも同じ畝に植えました。

植えたところを写真撮っておけばよかったですが、時間に余裕が無かったので無理でした(^_^;)



植え終わった後に、どうも土が見えてることに違和感を覚え、少し考えました。

この畑は元々、年中土が全く見えてない、雑草と木で埋め尽くされて土地だったので、いきなり土が見える状態になったら、環境が崩れて、何か悪いことが起こるんでは無いだろうか・・・・・・・・・。



自然栽培もいろいろあって、福岡正信さん、川口由一さん、木村秋則先生、それぞれ少し違います。

川口由一さんの農法であれば、種を撒いた後は草をかけるんです。

草というのは、そこに生えていたものを刈ったものです。


元の場所に戻すという自然的意味もあると思いますが、

乾燥を防いだり、種を鳥に食べられないようにする効果もあります。


今回は木村秋則先生のやり方で畝の大きさを決めましたが、

ここの部分は川口由一さんの技術を取り入れようと思いました。



草をかけました・・・・・・・かけ過ぎ・・・だと思います。過去にこんなに草をかけたことは無いです(^_^;)

確かにここの畑にはこの分の草があったわけですが、これでは発芽に影響がありそうです。

少し様子を見てから草を減らそうと思います。


カボチャは苗で植えたので、草をかけても大丈夫そうです。

ビニールハウスの中で葉が黄色くなり始めいたので、危なかったです。


できれば、育苗時の土はここの土を使えばよかったのですが、

カボチャの種を植える時は、まだこの畑を借りていなかったので、できませんでした。


育苗時の土と定植先の土が同じだとカボチャが定植した時にビックリしないので、

余計な病気にかからずに済みます。(たぶん)






草刈り

5月25日

今年度1回目のりんご畑の草刈りを始めました。機械のトラブルもあり、3日もかかりました。


ちょっと草刈りをするには遅すぎるくらい雑草が伸びていました。


かなり伸びていたのがわかります。


これでは歩くの大変です。

畑1箇所終わる頃にはすこし暗くなってしまいました。

2日目、2箇所目の畑の作業中に乗用の草刈機のベルトが切れてしまいました。

日曜日でしたので、個人経営の農機具屋さんに行って新しいベルトを買ってきて交換しました。


りんごの無農薬栽培では草を刈らないようです。

りんごに限らず、自然栽培系は草はあまり刈らないです。

育ってほしい植物に日光が当たらなくなったり、風通しが悪くなる場合は刈ります。


りんごの無農薬栽培はまだまだ難しい技術ですので、今は草を刈るしかないです(^_^;)

現在開拓中の、自然栽培の研究用の畑では色々試してみようと思います。



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ミツバチによる受粉

5月22日
りんごとは関係の無い作業中でしたが、ミツバチの箱を発見しました。

そういえば、ミツバチを放す日でした。

このミツバチは「ニホンミツバチ」で、移動範囲が広いです。数キロメートルまで飛んでいきます。

そのため、ミツバチを放す日は、隣町にも連絡しなければなりません。

何を連絡するかというと、


「農薬の散布をしないでください」


ということです。


地元、目時(めとき)は青森県と岩手県の境の地区で、

隣町というは岩手県の二戸市になります。


目時地区で放したミツバチは、岩手県まで飛んで行きますので、岩手のりんごと青森のりんごが受粉している可能性もあります。

ということは、うちの地区のりんごは、青森県&岩手県産と言っても過言では無いですね(^^)



それにしてもミツバチが減っているそうです。原因は農薬らしいです。


ネオニコチノイド系の農薬です。

私のオークションでの宣伝活動もあってか、徐々に危険性が認知されつつあります。


強力な殺虫剤で、りんご以外にも様々な野菜・果物に使われています。

農薬の危険性については、後日、別な記事で投稿します。



木村秋則自然栽培ふれあい塾に参加2

5月27、28日

第2回木村秋則自然栽培ふれあい塾に参加して来ました。

今回は、キュウリ、トウモロコシ、トマト、水稲についてのお勉強でした。


トマトの植え方について。株間が1メートル以上というのは驚きでした。


結構暑い日でした。地中も暑いです。

トウモロコシを植えているところ。80人ぐらいで作業しましたが、思ったより時間がかかりました。
1畝に2列蒔いて、列の間に大豆を植えました。

木村先生はトウモロコシにも詳しいです。



今回も農家民泊を体験しました。隣町なんですけど泊まりました。
民泊先のお母さんは布製のわらじを作っていて、1足いただきました。
汚れたら洗えるわらじなので、家の中で履くと良さそうです。

2日目は田起こし。トラクターのロータリーの爪の外し方などを勉強しました。
この写真より荒くても良いそうです。

今回は地元のテレビ局が取材に来ていて、インタビューされてしまいました。
全部カットされることを祈ります(^_^;)



2013年5月26日日曜日

自然農法の農地開拓

大好きな自然栽培ですが、地元での普及を考えると、りんごの作付が比較的に多い地区なので、

りんごの自然栽培が成功することが大事だと考えました。

野菜の無農薬は、やってみたところ意外と簡単にできるものでした。


収穫量は肥料をやったものよりは、少ないし小さいですが、

販売する時は価値が付きますし、肥料と農薬のコストが削減できます。

しかし、野菜の無農薬が成功したからと言って、地元の畑でりんごの薬がかからない畑がとても少なく、

作付面積を増やすことは難しいです。


この問題は私の地元だけじゃなく、青森県のりんごの盛んな全ての地区での問題です。

この問題を解消するには、やはりりんごの無農薬を成功させなければいけません。


そのため、りんごの無農薬に着手しやすい土地を探し、開拓することにしました。

以前、我が家では借りたことのある畑です。畑を返してから10年ぐらい経ちますので、こんなことに・・・


ちょっと写りが悪いです。携帯のレンズの調子が悪いんです(-_-;)

写真でわかると思いますが、草というかツルとか木とかいっぱい生えています。

借りていた時は梅の木を植えていて、返す時は抜根したのですが、

すべての根っこを取り除けなかったので、残りの根っこから木ができて、

それにツルものが絡み、さらに草と笹が覆い尽くしています。


ここにはりんごやその他果樹を植えるので、とりあえず、歩ける程度になればいいと思い、

朝5時ぐらいから暇を見て作業をしました。

5月14日 朝7時40分ぐらい
2時間ぐらいでここまでできました。
刈払機でツルものを切って、ノコギリで木を切って、それを運び出しました。


5月17日 朝7時40分ぐらい
さらに1時間ぐらいだったでしょうか。畑の全貌が明らかになったようです。

笹が畑の半分ぐらいまで進出していました。10年前は笹なんてどこにあったか記憶に無いです。

5月24日 朝7時40分ぐらい
写真ではよくわかりませんが、苗木を植えるところを決めて、そこらの枝を土に挿しました。

左側は笹が進出していないので、何か野菜を植えようと思って畝を作り始めました。





長芋の収穫体験に地元の注目企業がいらしてくれました

こちらのブログで紹介されています。
http://ameblo.jp/novin-no-daidokoro/entry-11526994449.html

3人も来て頂いて、何時間か体験というか手伝って頂きました。


長芋掘りは、我が家の場合はバックホーで長芋の脇を掘って、

掘った溝に人が入って、長芋を横から取り出します。


この溝に入る係は最も体力が必要で、ブログ投稿者の私がいつもやっています。

高校時代はゴールデンウィーク中、毎日この作業をしていました。

なのでキャリアは10年以上で、手慣れたものです。


ですが、長芋の収穫は10日以上掛かりますので、首、肩、腰に負担がかかります。

この日は、10日目ぐらいで、私は疲れきっていましたので、

来て頂いた3人とも、溝の中に入っていただきました(^_^;)


本当に助かりました。ありがとうございます。


こちらの企業さんは、地元三戸町の企業で、私が最も注目している企業さんです。

詳しくは上記リンクからどうぞ!



ちなみに

ブログの中で、オレンジ色の防寒着(この日は寒かったんです)を着て、頭にタオルを巻いているのがが私です。




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長芋植 むかご

5月25日

むかごを植えました。1日で終わってよかったです。

この作業は根気が入ります。


これでも大きい方です。


2,3cm間隔で植えます。


こっちは種芋を短く切ったものです。これで2年育成の種芋を作ります。
間隔ゼロcmで、くっつけて並べます。




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長芋植 種芋

5月21日

種芋植えが始まりました。3日ぐらいかかりました。

30cm間隔で植えて行きます。



植えた後に機械で土をかけていきます。




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長芋の選果

長芋は2年以上かけて作ります。

「むかご」と呼ばれる種を植えると、1年後に小さな長芋ができます。これを「種芋」と呼びます。

この「種芋」を植えるとと、1年後に販売されている大きな長芋になります。


我が家では、更に1年多く植えています。

1年でできた種芋だと形が悪い物ができやすいようです。

1年でできた種芋を小さく切って植えて、また同じような大きさの種芋ができて、

それを植えます。


だから、1年でできた種芋よりも大きくできてしまいます。

あまり大きい種芋を植えると、ツルがすごく伸びて、肥料を吸収するタイミングが悪くなるので、

ある程度、切って重さを揃えてから植えます。



この切った方を植えます。

勘違いされている方が多いですが、この種芋が大きい長芋になるわけではなくて、

先端の細い方から芽と根がでて、その根が新たな長芋になるわけです。


じゃがいもと一緒です。




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長芋畑の溝状の耕起

長芋が長くて太くなるために、幅16cm深さ120cmを耕します。



この機会をホイールトレンチャーといいます。





これくらいのサイズのトレンチャーだとある程度大きいトラクターが必要です。


長芋は畑作りにも収穫にも大きな機械が必要なので、かなりの経費です。


昔は大きな機械が無かったので、長芋は生産量が少なく、高級食材でしたが、

今は大分普及したので、生産量が増え、安い時には洗ったものでも10キロ2000円ぐらいの時もありました。



しかし、安くなり過ぎて、採算が合わなくなり、

私の地元でも生産者と生産者一人辺りの作付面積が大分減りました。



我が家の作付面積もピーク時の半分です。

家族の高齢化も深刻になってきていますので、だんだん果樹の方にシフトして行く予定です。




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