農家の紹介

当店を紹介します。名前は、「めときの農家にしのゆう」としています。

 青森県三戸町(さんのへまち)目時(めとき)地区の農家の西野悠(にしのゆう)という意味です。
 目時って読みにくいので平仮名にしました。悠も「はるか」って読む人もいるので平仮名にしました。

 めとき地区は、青森県の内陸南側にある三戸町(さんのへまち)の南側にあります。



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写真中央が目時地区、上部と下部は岩手県。岩手県側もこの地区(舌崎)はりんごの名産地。
めとき地区は、盆地でありながら、日当たりも良いので、昼夜の寒暖差が大きく、
糖度の高いりんごを収穫できています。


2019年度の写真です、サンふじで糖度が20度以上もあります。過去にはサンはるかは21度以上もありました。
 平年では糖度15度以上で販売しています。その年の気候によって15度以上が少ない時は14度以上として販売していますが、14度以上でも全国と比較するとトップクラスの糖度です。

上がサンふじ、下がサンはるか

 糖度が全体的に高いため、りんごジュースに使うサンふじも糖度13度のものを使って作ることができています。
 糖類無添加、香類無添加で、りんごを砕いて搾る製法のため、材料の味がそのままするジュースになっています。
左がサンふじ+紅玉2割、右が紅玉100%

 近年、除草剤を使うリンゴ農家が多くなりましたが、我が家は除草機械を使っています。
除草機械と息子(5歳ぐらいかな)
春1回目の草刈り、忙しくて草丈が伸び過ぎていました。

 大人二人で丸二日かかる除草作業を年に5回以上行い、りんごの木には除草剤がかからないようにしています。
 味やりんごの安全性について除草剤に問題があるという科学的根拠は無いと思いますが、植物が枯れる薬が根本に散布されるのはなんだか安心できないというか気分が悪くてこうしています。
 それに木と草の関係は、邪魔者同士ではなく、共存できる関係だと思っています。

 木村秋則さんの無肥料・無農薬栽培を研究していますが、りんごの台木(マルバカイドウ)を背丈が小さいうちから植えて、一切除草せずに放置してみたのですが、草に覆われて死んだかと思った木もよくみると草の間から葉を出して生きているんです。
 木は草と違って、冬を越して背を伸ばすので、数年経てば草に覆われることなく、共存できるようになるはずです。

草に埋もれているマルバカイドウ(りんごの台木)
 
草を取り除いて姿が見えたマルバカイドウ
自然農法の福岡正信さんの本の中で、色んな作物を一箇所に栽培すると、同じ作物でも近くに生えていた植物によって味が違うという話がありました。りんごもそれと同じだと思います。
 木の近くの雑草の種類で味が変わるので、雑草により複雑な味付けがされるとも言えると思います。枯らさずにおけばりんごの味も良くなるかもしれません。

 木村秋則さんのりんご栽培を研究していますが、りんごに関しては現実的では無いと思っているところです。木村さんの塾に参加してから、りんご畑の見学も毎年させていただいていますが、環境に左右されやすいため、私のような子育て中である程度安定した収入が必要な農家には不向きだと思います。木村秋則さんも塾の中でりんご栽培は勧めず、米と野菜のみ教えてくれました。
2013年開催された塾、年数回開催し、毎回1泊2日。農家民泊して他の参加者との交流も楽しかったです。
  2019年現在のりんごの自然栽培は、農業ではなく家庭菜園には良いと思います。りんご以外の作物であれば、農業で十分な収入を得られると思います。米・野菜の栽培方法では私の知る限りでは一番良い栽培方法だと思っています。
 私は子育て中なので、農薬を減らすぐらいの栽培方法で、ある程度の収入を得ながら、リンゴ栽培の未来のために少しの面積ながら無農薬の研究をしていこうと考えています。



2011年に東日本大震災があり、福島原発事故の放射線について心配しましたが、青森県は大丈夫だと報道されていました。しかし、この頃はメディアの情報も信用できかったので、個人的に業者に依頼して調べてもらいました。

 検査の結果、私の畑は何も問題がありませんでした。考えてみれば、私の自宅から福島第一原子力発電所まで8時間半もかかるので、影響があると考える方がおかしかったようです。福島県には、農薬の研修旅行で行ったことがあるぐらいで、家族では1度も無いです。遊びに行くには1泊じゃ足りないんです。いつかスパリゾートハワイアンズに行きたいです。

 2007年からインターネットで農作物の販売を始めました。
それまでは農協と市場出荷が中心でした。りんごだけは口コミで広がっていて電話注文や八戸市で即売会などの販売もしておりました。
 2007年度は長芋の値段が暴落して、品質B級以下は農協に出荷すると赤字になるとのことで、B級以下は個人で販売するしか利益を出す方法がありませんでした。
 私は高校・大学とIT系を専門に勉強していたので、個人で販売するのであればインターネットという選択肢は自然でした。といっても八百屋の知識はありませんでしたから、常識というのが分からず苦労しました。すべてのお客さんが私よりもネットで農産物を買うことに慣れていましたので、毎回ドキドキして販売しておりました。
初めて出品した時の写真。白地の背景ではなく、小学校からもらってきた机の上で撮影。

当時は籾殻を緩衝材に使用して販売していて、机の上に籾殻が散乱しています。汚い(^_^;)

 長芋で少し慣れた頃に、りんごの販売を始めて、毎年販売数を増やし、3、4年ぐらいで栽培しているりんごのほとんどをインターネットで売るようになりました。初年度から全部売れるぐらいの安い値段で販売していたからでもあります。
 Amazonでは、りんごだけじゃなくみかんなどを含めたすべての果物の人気ランキングで1位になったこともありましたが、在庫が少ないので、1位になったのは1日限りでした。1つの農家が販売している1つの商品のランキングですから、1日で50個ぐらいの注文があれば売り切れて、ランキングは一気に下がります。この時、初めてランキングというものがどういう存在かわかったような気がします。在庫が多くないと1位を保持できないんですね。


 現在はメルカリという新しいサービスが始まっていますが、ヤフオクがメインになっています。送料値上げ後のe発送サービスが便利で助かっています。
2018年度に販売したサンふじとサンはるかセット。

 数年前から、さくらんぼとプラムも販売を始めて、そちらも好調ですが少量です。長芋からインターネット販売が始まったのですが、栽培するには若い力が私一人では不足していて、栽培面積を減らしています。のちのちインターネットでは販売しなくなるかもしれないです。
 
 インターネットで販売しているサイトは以下のとおりです。

1.ヤフオク
https://auctions.yahoo.co.jp/seller/api14818?ngram=1

2.ヤフーショッピング
 https://store.shopping.yahoo.co.jp/metoki-nishinoyu/

3.メルカリ
 https://www.mercari.com/jp/u/417694962/

4.Amazon
出品リスト(不便なことが多くてお休みしています。)
 

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