むかごというのは小さな長芋の種です。
大きさもいろいろあります。
今の時期はゆっさりなっていて、これから地面に落ちてきます。
落ちたものを集めやすくするために、網をセットしました。
昔は竹ぼうきで集めていました。
今はどうかわかりませんが、北海道ではむかごの収穫ができなかったそうです。
寒いからでしょうか・・・
でも今は生産量が日本一位です。不思議なもんです。
2013年10月
久々に放射線量の検査をお願いしました。
検査方法は、検査をしてくれる会社にりんごを数個送って、検査結果をメールと書類でもらう方法です。
検査をしてくれる会社は、
日昇インターナショナル株式会社
1個目が2,000円で、2個目が1,000円です。自分で検査するよりはるかに安いです。
原発事故があった年にも検査を依頼し、安全を確認できましたが、
原発では今でも放射性物質が放出しているという報道もありますし、
青森県には核燃料再処理工場がありますので、油断できません。
事故の年の検査結果
この年は8月14日、9月22日、10月17日と3回も検査をしました。
地元の新聞には各地の放射線量が毎日掲載されているのですが、
原発関連は隠し事が多いようなので、個人的にも調べずにはいられませんでした。
結果的に安全を確認できたのでよかったですが、事故から3年経ち、まだまだ何か隠していそうなので、
今年も個人的に検査をすることにしたのでした。
我が家のりんご畑は大きく分けて5箇所あるので、5箇所からりんごを数個採って、それを送ります。
前回は余裕で安全だったので、今回はより放射線量が多そうな雨の日に行いました。
雨に含まれているかとしれないと素人考えですが、思いついたからです。
まず最初の畑、住所は「六ツ役」です。訛って地元では「もでく」と言われています。(訛りすぎです)
ここは葉取らず紅玉の畑です。
美味しそうです。これを採るのは勿体無いので傷物を探します。
ありました。これは日陰気味だし、傷がついています。
これを自分の手が付かないように袋を使って採ります。
熟しているようで簡単に採れました。そろそろ採らないと落ちる?・・・いや、まだ大丈夫です。
何個か採って、袋の口をしっかり締めます。
袋に畑の名前が書いてあるシールを貼ります。
天気が悪いので写真も暗めです。
では次の畑へ。
ここは森鉢という住所の畑です。我が家ではもっともりんごが美味しい畑だと言われています。
ふじ、早生ふじ、トキ、シナノスイート、王林などあります。
4種類採りました。左から、王林、ふじ、トキ、シナノスイートです。
同じように畑の名前入りシールを貼ります。
あと3つもあります。雨の日は大人しく家で選果をしたいものです。
次の畑は、畑福という住所です。地元では「はたこ」と呼びます。
ここは旧目時小学校(廃校)の隣の畑で、廃校前は小学校にりんごの木を貸して、農業体験をさせていました。
目時小学校の校歌にも「はたこ」という地名が出てきます。
ここには、ふじ、早生ふじ、紅玉、シナノスイート、トキ、はるかがあります。
私が最も好きな品種、はるかです。岩手では「冬恋」というブランド名で販売している高価なりんごです。
岩手では袋掛けして見た目重視で贈答用高級りんごとして大都市で販売していますが、我が家は味重視で味の分かるお客様に販売しています。
ここでも4種類採りました。
後2箇所・・・ちょっと作業してすぐ移動するのは結構面倒です。
次の畑は金洗沢です。正確にはここは目時ではなく、梅内という地区です。
目時から三戸町の中心部へ繋がる道路沿いの畑で、深夜は車があまり通らないせいか、りんご泥棒もこの通りに現れます。なので、毎年収穫間近に深夜のパトロールをしています。
ここは、つがるとふじがあります。右側の木がつがるです。9月に収穫が終わっていますので、1個も実はなっていません。
ここからはふじのみ4個採りました。
後1箇所です。
ここの畑は、「高森(たかもり)」という住所です。我が家では「じゃる」と呼んでいます。
「じゃる」っていうのは「傾斜地」を意味します。写真ではわかりにくいですが、傾斜です。
下に沢が流れています。
ここはふじとつがるがあり、ふじだけ採りました。もう面倒臭くなって袋の中身の写真は撮り忘れてしまいました。
やっと終わりました。袋を箱に入れて送って、入金すると検査結果をもらうことができます。
今年の検査結果です。
小さな値ですが、差があります。しかし、福島県からの距離とは関係無いようです。
とりあえず、今年も安全です。
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