2017年11月24日金曜日

今年の葉取らずサンふじは糖度が高い

サンふじの選果が始まった。

なかなか捗らない・・・。

フジの傷(ツル割れ)とぐんま名月の出荷をしながらだからだ。

ぐんま名月は在庫が無くなってきたので、ようやくサンふじの選果に集中できそう。


100万円もする糖度計を5万円ぐらいでレンタルしているので、レンタル期間中に大体のサンふじの糖度を計測しなければならないが、まだまだ間に合いそう・・・と思っているから遅れてしまう。


昨年は、サンふじの糖度が全体的に低かった。15度以上が少なかった。

今年は葉取らず栽培じゃないサンふじは今のところ昨年と同じく糖度が低かったが、

葉取らず栽培の方は、糖度が高い。




サンふじは高くても16度ぐらいらしいが、これは18度を超えていた。計測する面を変えて見ても、17度を超えていて、驚きである。

高いからこれは特別な商品にしたいところだが、これも15度以上の商品に入れることにした。16度以上はけっこうあったが、17度以上は少ない。おそらく10箱にならないと思う。それに数年前に17度以上という商品を販売したが売れなかった。 販売するとしても、まだ先の話になりそうだ。


amazonなどショッピングサイトはランキングがあるが、ランキングを見て買うには注意が必要で、うちの商品でランキング上位に入るのは、昨年であれば糖度が低い商品だった。それについては、後日投稿しようと思う。


2017年11月20日月曜日

インターネットで欲しいりんごを買う方法1~りんごのことを知る。サンふじは何種類ある?~

インターネットで欲しいりんごを買う方法について考えながら、いつのまにかサンふじを収穫する時期になってしまいました。

前回の投稿は4月・・・かなり時間がかかってしまったが、サボって居たわけではなく、農作業をしながら考えていたが、なかなかまとまりませんでした。

しかし、サンふじを収穫しながら、思いつきました。

それは



「ふじに種類があることはほとんどの人が知らないんじゃないか?」



ということです。
 
ふじの種類って、「サンふじ」「葉取らずふじ」「ふじ」「早生ふじ」の方ではなく、



「みしまふじ」 「こまちふじ」「宮美ふじ「コスモふじ」



などのことです。


これらは、元々ある「ふじ」の枝変わりという現象でできた枝を育成した品種で、ふじに比べて着色しやすいとか、味がどうとかで、「少し何かが違うふじ」って感じです。


我が家は、元々のふじ(スタンダードふじと呼ぶようです)と「みしまふじ」の2種類を栽培しています。みしまふじの方が着色が良いです。味はあまり違いは無いようです。
スタンダードが美味しいと言われていますが、極わずかな差だと思います。

ほかのふじは食べたことが無いので分かりませんが、大事なことは、



「同じではなく、何らかの違いがある」



違いがあるということは、畑の土・気候などに対しても、品種による違いがあると思います。

この畑は、みしまふじが美味しいけど、コスモふじは美味しくない。
あの畑は、コスモふじは美味しいけど、みしまふじは美味しくない。

こんなことがあるかもしれないです。

そして、




ふじだけじゃないです

つがる、早生ふじ、紅玉も同じく枝変り育成の品種が多数あります。




我が家も、それぞれ2種類以上栽培していますが、販売する時は紅玉以外は、同じ品種として混ぜて販売します。


なぜ紅玉以外?



紅玉はかなり味が違うからです。



我が家で栽培しているのは、スタンダード紅玉とそれに味が近い着色系品種と、甘みが少なく酸味が強いが着色が良好な品種の3種類です。


後述の簡単に言えば不味いけど色が良い紅玉は、市場出荷にはとても良いですが、個人販売ではダメだと思って、市場出荷しかしていないわけです。


そんなわけで、品種の中に更に種類があって、味も違うので、


「ふじは青森県が美味いか?」
「紅玉は岩手が美味いか?」

なんてことは簡単には判別できないのです。


県別の味の違いについてはあとで投稿したいと思いますが。



参考
原田種苗さんのホームページ
http://www.haradasyubyo.jp/category/apple/

他にも探せはみつかります。


りんご全て収穫終了(はるかも収穫終了)

先週末にすべてのりんごの収穫が終わりました。

あーよかった。

今年は台風の被害が少なかったようですが、鳥にけっこう食べられました。



カラスよけようの、鷹の凧の効果は、ハッキリ言って全く無し。

効果があったのは設置した1,2ヶ月ぐらいでした。


サンふじが終わり、続けて「はるか」も収穫しました。


取ろうと思ったら、まだ表面が凍っていたので、溶けるまで1時間ほど待ちました。

はるかは収穫が遅い品種なので、寒い時に取ることが多いです。地区によっては、11月末まで取らないです。

今年は黄色系のりんごは青みがなかなか抜けないようです。はるかも収穫した半分は青いりんごでした。

2017年11月13日月曜日

サンふじ収穫開始

11月7日からサンふじの収穫開始。

収穫終了まで2週間ぐらいで、終了後に「サンはるか」の収穫をして、

その後に選果をしながら、傷の無い商品を販売していきます。

傷は、ヤフオク、ヤフーショッピング、amazonで販売します。

ヤフオクは1円スタートで、他は、賞味期限に影響のある傷なので、

少しずつ値段を下げていく予定です。




2017年11月2日木曜日

今年の紅玉は色が出にくい?

お客様からこんなお話があった。


「紅玉の色が出にくい」



んんん???

それも1人ではなく2人のお客様からで、1人はプロの料理人も居る。


初めての事で、よくわからなかったが、とりあえず自宅で、妻に調理させてみたが、

確かにいつもより、色が薄い気がする。



友達に聞いてみたが、雨ばっかり降っていたからじゃないか。との意見も。


んー。


よくわからない。


無肥料栽培の畑の紅玉も含まれているが、それだろうか???

紅玉の小玉(軟化)を販売開始

今年は沢山紅玉が収穫できたので、予約販売の方に大きめの紅玉を入れて、小さめはあとで販売するために保管しておいた。

数日まえに販売を開始して、少しずつ売れ始めている。


収穫してから10日以上経過しているので、軟化し始めているが、小玉は大玉に比べると、軟化が遅く、保存もできる。


収穫後、腐らずに、少しずつ水分が抜け始めて萎んでくる紅玉が多いが、


そうなってからは長い期間保存できる。3月でも食べていることがある。


昔、我が家では長く保管できるりんごは紅玉しかなかったので、3月、4月に食べていたのは紅玉だけだった気がする。

段々と酸味も抜けてくるので、食べやすかった。


今はシナノスイート、シナノゴールド、はるか、星の金貨など、4月でも美味しく食べられるりんごが多いので、紅玉の需要は調理用だけかもしれないが、私にしてみれば3月の紅玉は懐かしい味である。

台風21号で被害があった。


前回の投稿で被害が無いと記載したが、とある畑で作業をしていると、倒木を発見。

その畑の作業2日目でやっと気付いたのだが、かなり大きな木が倒れていた。


りんごの木ではなく、畑の回りに生えている野生の木である。
崖に生えていたので、まさかこっち側に倒れてくると思わなかった。

りんごの木に倒れて、20個ぐらいりんごが落ちていた。


そのすぐ近くでは崖が少し崩れていた。
昨年の台風10号でも崩れていたが、今回はそこから数歩離れた別の崖が崩れた。

この畑は、日当たりが悪く、2年に1回しか実がならないので、来年度でりんごの栽培をやめることになっている。

日当たりの問題以外に、面積が小さくなるという問題も出てきて、この畑はもうだめっぽい。

自分の土地ではなく、昔から借りている土地なので返すことになるが、こうなると他の人も利用は難しいのではないだろうか。