インターネットで欲しいりんごを買う方法について考えながら、いつのまにかサンふじを収穫する時期になってしまいました。
前回の投稿は4月・・・かなり時間がかかってしまったが、サボって居たわけではなく、農作業をしながら考えていたが、なかなかまとまりませんでした。
しかし、サンふじを収穫しながら、思いつきました。
それは
「ふじに種類があることはほとんどの人が知らないんじゃないか?」
ということです。
ふじの種類って、「サンふじ」「葉取らずふじ」「ふじ」「早生ふじ」の方ではなく、
「みしまふじ」 「こまちふじ」「宮美ふじ」「コスモふじ」
などのことです。
これらは、元々ある「ふじ」の枝変わりという現象でできた枝を育成した品種で、ふじに比べて着色しやすいとか、味がどうとかで、「少し何かが違うふじ」って感じです。
我が家は、元々のふじ(スタンダードふじと呼ぶようです)と「みしまふじ」の2種類を栽培しています。みしまふじの方が着色が良いです。味はあまり違いは無いようです。
スタンダードが美味しいと言われていますが、極わずかな差だと思います。
ほかのふじは食べたことが無いので分かりませんが、大事なことは、
「同じではなく、何らかの違いがある」
違いがあるということは、畑の土・気候などに対しても、品種による違いがあると思います。
この畑は、みしまふじが美味しいけど、コスモふじは美味しくない。
あの畑は、コスモふじは美味しいけど、みしまふじは美味しくない。
こんなことがあるかもしれないです。
そして、
ふじだけじゃないです
つがる、早生ふじ、紅玉も同じく枝変り育成の品種が多数あります。
我が家も、それぞれ2種類以上栽培していますが、販売する時は紅玉以外は、同じ品種として混ぜて販売します。
なぜ紅玉以外?
紅玉はかなり味が違うからです。
我が家で栽培しているのは、スタンダード紅玉とそれに味が近い着色系品種と、甘みが少なく酸味が強いが着色が良好な品種の3種類です。
後述の簡単に言えば不味いけど色が良い紅玉は、市場出荷にはとても良いですが、個人販売ではダメだと思って、市場出荷しかしていないわけです。
そんなわけで、品種の中に更に種類があって、味も違うので、
「ふじは青森県が美味いか?」
「紅玉は岩手が美味いか?」
なんてことは簡単には判別できないのです。
県別の味の違いについてはあとで投稿したいと思いますが。
参考
原田種苗さんのホームページ
http://www.haradasyubyo.jp/category/apple/
他にも探せはみつかります。
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